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旧裏面対戦ルール特集!

お待たせしました!

今回は新裏(BW)をやってるけど新規で旧裏面を始めようと思ってる人にもなるべく当時の対戦ルールが理解できるような記事(を目指しました)です!(新裏面も旧裏面もやったことない人には少し優しくない記事かも知れません(汗))

もしかすると新規以外の古参の方でも「あ、これは意外に知ってなかった」というような、ちょっとマイナー系な小ネタも挟んでいくので、どうかお付き合い頂ければ幸いです!

ちなみに…仕事の都合とかもあって更新ペースが遅くなってきた当ブログですが、旧裏面ポケモンカードのモチベーションはまだまだ最高に高いです!

それでは先ずは基本からいこうと思います!!

①対戦前の準備!(デッキ、手札、場、サイドカードの準備)

1.60枚(ポケモン、エネルギー、トレーナー)で構築したカードの束「デッキ」を用意
             ↓
2.お互いにデッキをよくシャッフルし、それぞれ7枚の手札を引きます
             ↓
3.その中に「たねポケモン(進化カードは不可)」が有れば1枚選んでバトル場に裏にして出します
             ↓
4.他にも「たねポケモン」が有ればベンチに5匹まで裏にして出すことができます
             ↓
5.「サイドカード(相手のポケモンを「きぜつ」させたら引けるカード。全部取ったら勝ち)」を6枚並べます
             ↓
6.先攻後攻を決めるじゃんけんをします
             ↓
7.先攻が決まったら裏にしていたバトル場とベンチのポケモンを表にして対戦スタート!!



というのが最初の流れです。


※「2」のプロセスで引いた7枚の手札の中に「たねポケモン」が居ない場合は、手札をすべて相手に見せ、それらをすべて山札に戻してシャッフルし、相手にもシャッフルしてもらって再び山札からカードを7枚引きなおします。

その場合、相手プレイヤーは「3」のプロセスを終えた後、自分の山札の上からカードを2枚まで引いて手札に加えることが出来ます。
このとき、ちょっと気を付けないとうっかり「サイドカード」を並べる前に山札を引いてしまったりすることもあるので気を付けましょう。(お互いに「たねポケモン」が居なかった場合はそれぞれ7枚引き直しになります)

また、旧裏面初期の頃は「3回たねポケモンが居ないと負け」という時代もありました。

※「5」のプロセスで並べるサイドカードですが、公式大会予選などでは進行時間の都合で「4枚」だったりすることもあるので、対戦前にサイドカード何枚戦にするか決めておくとスムーズに対戦が進みます。

②自分の番にできること
自分の番にできること
対戦が始まると、お互いに自分の番にできることをやって相手のポケモンを「きぜつ」させるために戦います。
自分の番にできることは、

1.山札からカードを1枚を引く
      ↓
2.(ここのカテゴリーの行動は好きな順番で行うことができます)
・手札からポケモンにエネルギーカードを1枚つける
・手札からトレーナーカードを出して使う(特別な記述が無い限り基本的に何枚でも使用可能)
・ポケモンの特殊能力を使う(使用宣言が不要なものも有ります)
・スタジアムカードの効果を使う(使用宣言が不要なものも有ります)
・対戦ポケモンを逃がしてベンチのポケモンと入れ替える(こんらん状態の場合は1回しかできません)
・手札から進化カードを出してポケモンを進化させる(出したばかりのポケモンは進化できません)
・ベンチに控えポケモンを出す
      ↓
3.対戦ポケモンのワザを使う(使えない場合は「パス」します)
      ↓
4.ポケモンチェック(ポケモンの状態をチェックします)
      ↓
相手プレイヤーの番


となります。
これらのプロセスをお互いに繰り返し、先にすべての「サイドカード」を取り終えたプレイヤーが勝ちとなります。もしくは、自分の番のはじめに山札から1枚カードを引くとき、山札が無くてカードを引けなかったプレイヤーが負けとなります(山札が無くなった時点で負けでは無いところがミソです)


ちなみに…
公式大会では「先攻プレイヤーの一番最初の番は山札から1枚カードを引かない」という、後攻救済措置(と言っても僅かな要素ですが)が取られているので、少しややこしくなりますが先攻初手1ドロー無しというのが一般推奨ルールです

また、旧裏面初期の頃はポケモンが「こんらん」状態のときでも「にげる」を何回でもトライすることが出来ましたが、1回しか出来ないようになりました。
さらに、新裏面のポケモンカードVS登場時から、「にげる」という行動自体が自分の番に1回しか出来なくなってしまったので注意が必要です。

③ワザのダメージの計算順(2001年7月版)※トレーナーズVol.12参照
2001年7月

ワザのダメージ計算の順番

1.基本ダメージの計算をします。
ここでゼロやマイナスになった場合ダメージはゼロになります。
(例えば「おうふくビンタ」などのコインを投げて「おもて」の数×ワザを使い、「おもて」がゼロ、ダメージがゼロになった場合、「プラスパワー」などの上昇効果は無効になります)
          ↓
2.ワザを使うポケモンに「ダメージを変更する効果」が働いていた場合、それを計算します。
(例えば自発的な「つるぎのまい(きりさく2倍)」や「ウォーターパワー(はたく3倍)」などの倍増効果や、受動的な「なきごえ」「なきつく」などの減少効果です。)
ここでゼロやマイナスになった場合ダメージはゼロになります。
          ↓
3.ダメージを受けるポケモンが弱点を持っている場合、そのタイプのポケモンから受けるダメージは2倍になります。
(例:「草」弱点「イワーク」「つるぎのまい(きりさくダメージ2倍)」を使った「ストライク」「きりさく(30ダメージ)」を受けると、120ダメージになります)
(30×2)×2=120
          ↓
4.ダメージを受けるポケモンが抵抗力を持っている場合、そのタイプのポケモンから受けるダメージを、抵抗力のぶんだけ減らします。
(例:「草」抵抗力を持っている「ハガネール」「つるぎのまい」を使った「ストライク」「きりさく」を受けると、30ダメージになります)
(30×2)-30=30
          ↓
5.ワザを使うポケモンに「トレーナーカード」や「特殊エネルギーカード」による効果があれば、それを計算します。
(例:「プラスパワー(+10)」と「悪エネルギーカード(+10)」をつけた「ストライク」「草」弱点を持つ「イワーク」「きりさく(30ダメージ)」を使った場合、80ダメージになります)
(30×2)+10+10=80
          ↓
6.ダメージを受けるポケモンに「トレーナーカード」や「特殊エネルギーカード」による効果があれば、それを計算します。
(例:「ディフェンダー(-20)」と「鋼エネルギーカード(-10)」をつけた「イワーク」弱点「草」である「ストライク」から「きりさく(30ダメージ)」を受けた場合、30ダメージになります)
(30×2)-(20+10)=30
          ↓
7.ダメージを受けるポケモンに「ダメージを変更する効果」がはたらいていれば、それを計算します。
(例えば自発的な「はがねのつばさ(被ダメ-10)」や【シェルアーマー(被ダメ-10)】などの防御アップ効果や、受動的な「いやなおと(被ダメ+20)」などの防御減少効果です。)

「バリヤード」の【なぞのかべ(30ダメージ以上無効)】や「エリカのミニリュウ」の【ふしぎなバリアー(たねポケからの被ダメージ10)】、「キングラー」の「もろばバサミ(被ダメージ2倍)」や「イワーク」の「かたくなる(30以下のダメージ無効)」などはここで計算するので覚えておきましょう。



…と、ここまでが「基本編」です!
相手のポケモンにダメージを与え、カードを駆使して先にサイドカードを取り終えた方が勝ち!この辺の流れをもっと詳しく知りたい人は実際に対戦をみる、もしくは実際に対戦しながら教えてもらうのが一番手っ取り早いと思いますb

あとは、現行のBW環境では「プラスパワー」のカテゴリの計算順が違ったりするので注意が必要ですね。
ちなみに「ポケモンカード★ネオ ハンディガイド4」にもダメージ計算表がありますが、そちらのものは「2001年6月29日発行」の少し古いバージョンなので、今回は「トレーナーズVol.12(2001年7月1日発行)」の計算表を参照しています。



では、ここからは少しマイナーなネタにいきます!



<どうなるの!?反撃系VS撤退系のワザの処理順>
反撃系VS撤退系

「こうらがえし」→次の相手の番、このカードが相手のワザによってダメージを受けたとき(それによってこのカードが「きぜつ」しても)、そのポケモンにも同じダメージを与える(ダメージ以外の効果は与えない)
                反撃系
                  VS
                撤退系
「ふきとばし」→ダメージ+相手を相手の控えポケモンと入れ替える(新しく出すポケモンは相手が選ぶ。ベンチが居ない場合はこの効果は無し)
「スターブーメラン」→20ダメージ+コインを投げて「おもて」なら自分と自分に付いているカードを全て手札に戻す

例えば、「こうらがえし」「クロスカウンター」「反撃のツメ」などの効果を持つポケモンが…

①「ふきとばし」を受けた場合(自分が移動する場合)
「ふきとばし」のダメージを受けたタイミングでは、まだバトル場に居るので反撃系の効果は消えません。
なので、反撃系の効果を相手にダメージを与えた後、反撃系の効果を発動したポケモンが「ふきとばし」の効果でベンチに戻ります。

②「スターブーメラン」を受けた場合(相手が移動する場合)
「スターブーメラン」のダメージを受けたタイミングで、反撃系のダメージを相手に与えます。
その後、反撃系のダメージで「きぜつ」しなかった場合、「スターブーメラン」の効果で手札に戻ることが出来ます。


…とのことです!!
イメージ的に「R団のエビワラー」の「クロスカウンター」なんかは新幹線よりも早いパンチでカウンターしてる図が思い浮かぶので、相手が戻る前に殴れるのは妙に納得できますね!w

なので、相手が「反撃系」の効果をもっている場合、色々注意してワザを使いましょうb
続きましてあんまり起きないけどたまに起きるとちょっと困る同時タイミングネタにいきます!



<シンクロ率100%…!!奇跡の同時タイミング系>
同じタイミングで起きたこと
「エナジーショック」→次の相手の番、このワザを受けた相手に「エネルギーカード」がついたとき、相手は「マヒ」状態になる

             状態異常付加系
                    VS
        なんでもなおし配合エネルギー

なんでもなおし配合エネルギー→「無色」エネルギー1個分としてつかう。このカードを手札から出してポケモンに付けるとき、そのポケモンの「どく・ねむり・マヒ・こんらん」状態をすべて回復させる。



両者の発動タイミングは完全に互角…!
「エナジーショック」の他にも「しこみどく」なんかも同じ部類のワザで、こういうことが起こってしまった場合は……


その番のプレイヤーの判断で、処理する効果の順番を決めることができる!


というのが公式で決められています!※ポケモンカードオフィシャルブック2000の208頁参照※


ちなみに「ナツメのゴース」の【ガスのからだ】に「レインボーエネルギー」をつけたときなんかも再現できるので、この辺のカードが同時にゲーム化されたらバグの原因になりそうで怖いなぁとか思いました。



<ダブルKO!!きぜつ編>
両方の対戦ポケモンが同時に「きぜつ」したときは、今が自分の番でないプレイヤーがまず、新しいポケモンを出します。
今が自分の番のプレイヤーは、それを見てから自分の対戦ポケモンを出すことができます。
(ワープポイント等の効果の処理も「相手から先に出す」というのを覚えておくと分かり易いと思います)

1つのワザ(かえんぐるま等)や特殊能力によって複数のポケモンが「きぜつ」した場合、同時に「きぜつ」したことになります。

ちなみに…お互い同時にポケモンが「きぜつ」して、同時に最後のサイドカードを取った場合は、全てのカードを山札に戻し、再び最初から手順を踏んでサイドカード1枚戦での「サドンデス」をおこないます。
旧裏面初期ルールでは、その後どちらかがもう1匹ポケモンを倒すまで勝負を続行…だったと思うんですが、そうなると全体攻撃系が増えたネオ以降の環境は色々問題が出てきそうです。


お次は、意外と詳細は知られていないポケモンチェックネタ!
ポケモンチェック
ポケモンチェックはどちらの番でもありません。処理の順番は…
どく→ねむり→マヒ→くろこげマーカー→悪エネルギーのチェック…となっています。


と…言うことは、

ワザを使う(自分の番が終了)→ポケモンチェック→「どく」のダメージで「きぜつ」→ベンチから新しくポケモンを出す→相手が山札からカードを1枚引く(相手の番開始)

というプロセスの「ベンチから新しくポケモンを出す」という部分が誰の番の出来事なのかちょっと曖昧になります。

「フォレトス」の【まきびし】※相手の番の中で、相手の控えポケモンがバトル場に出てくるたびにはたらく。新しく出てきた相手の対戦ポケモンに「弱点・抵抗力」に関係なく10ダメージ…
という効果が発動できるかどうかの判断基準になるので少し気になったのですが、

とりあえず「どく」のダメージでなく、「ワザ」のダメージで相手が「きぜつ」した場合、ポケモンチェックの前に相手はベンチから新しくポケモンを出さないといけません。

ポケモンカードGB2で、この「マタドガス」で「ガスばくはつ」で相手を「きぜつ」させると順番が分かりやすいと思います↓
ミストマタドガス
「ガスばくはつ」は相手を「きぜつ」させた場合、ベンチから新しく出てきたポケモンを「どく」状態にし、相手の番のはじめに「どく」による10ダメージを与えることができるちょっと珍しいカードです。

ポケモンチェックの「お互いの番ではない」というややこしい処理が始まる前に、「反撃系のワザや効果」によって「相手の番でポケモンがきぜつした場合」は「ポケモンチェック」の前にポケモンをベンチからバトル場に出させることができるので…

つまり…確実に【まきびし】の効果を受けるということになり、しかも【まきびし】の効果でポケモンが「きぜつ」した場合、再び新しいポケモンを出すときにもまた【まきびし】の効果を受けるので、上手くハマるとダブルアップを狙えます!
ちなみに最近はこれらのコンボを狙った【フォレトスサイクルデッキ】が完成しました。ちょっと珍しい多色デッキ構成で、現在対戦相手絶賛募集中です(`・ω・)b


と、結構長くなったので一旦ここで区切ります!(汗
最近スカイプ対戦をしてたときに挙がった疑問とかも紹介できたので、とりあえず一息つけそうですが…

ルール関係はまだ大事なネタを消化しきれてなくて、もうちょっと続くのでお付き合い頂ければと思います!それではまたっ
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(`・ω・´)
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