
詳細はこちら→ポケモンカードGB2オフのお知らせ 京都大学ポケモンサークルさま
今回のオフには僕はちょっと日程が合わずに行くことが出来ませんが、レギュレーションを見ていて色々思いついたことがあり、このままオフが終わるまでお蔵入りにさせるのも勿体無いような気がしたので書いていきます。
先ずは今回オフ用に用意されたルールを見てみましょう!↓
◎大会の進め方
・対戦会は総当たりの予選(1本先取)と決勝トーナメント(2本先取)で行います。
・決勝トーナメントへは予選グループ各上位2名の進出となります。
・予選順位は勝率→とったサイドカードの枚数→直接対決の順番で決めます。
◎デッキについて
・対戦会中のデッキの編集は不可能としますが、使用デッキの選択は可能とします。
・デッキは殿堂ポイントルールに基づいて構築していただきます。
~殿堂ランクについて~
その昔、公式大会のルールでは【殿堂ランク】というのが設定されていて(厳密にはポケモンのカードも20枚以上入れないと駄目というルールもセットでした)、一部の強いカードをほとんどの参加者がデッキに入れて同じようなデッキにならないように設定された制限制度のことです。
それぞれカードにランク付けがされておりランクを4つ以内になるようにデッキ構築しなければなりません。
例:プテラ+突風 ★★★+★=★★★★ ○
ニューラ+プクリン ★★★★+★★=★★★★★★ ×
(参照:http://rainbowgym.blog.fc2.com/blog-entry-31.html)
今大会での殿堂ランクは以下のように設定します。
★4
サンダーlv68
わるいラフレシアlv29
★3
ベトベトンlv34
プテラlv28
バリヤードlv20
GR団のミュウツーlv35
★2
ピクシーlv34
ラッキーlv55
プクリンlv36
カメックスlv52
わるいフシギバナlv37
わるいライチュウlv31
わるいピクシーlv33
ダウジングマシーン
超エネルギーリムーブ
にせオーキドの逆襲
ロケット団のワナ
無色2個エネルギー
★1
ブーバーlv31
ストライクlv25
エレブーlv35
エビワラーlv33
ゴースlv13
わるいゲンガーlv33
ファイヤーlv40
バリヤードlv28
パソコン通信
突風
エネルギー・リムーブ
ミニスカート
リサイクルエネルギー
…という具合です。
「赤字」にしてあるのが今回のオフで新たに追加された殿堂ランクカードです。
まずはそれらを考察していきましょう。
・「サンダー」Lv68★★★★
サポーター環境だとそこまで無茶なワンキルは狙えそうには無いですが、それでも十分に凶悪な性能故に4つ★といったところでしょうか。
・「GR団のミュウツー」★★★
「わるいライチュウ」と組めば、「ピカチュウ」の「じゅうでん」加速込みで2ターンで場全体を壊滅させる可能性を秘めているだけあってマークされています。
ミュウツー自身は大抵ベンチの置物になってるので「突風」には弱いものの、その「突風」自体も殿堂ランク★が設定されているカードなので、なかなか対策が難しく、「わるいアーボック」などもエネルギーが充填され次第手がつけられなくなるので重めの殿堂ランクになってる模様。
・「わるいフシギバナ」★★
草3つで「どく」+「こんらん」もしくは「ねむり」もしくは「マヒ」を付加できる2進化カード。
リムーブが撃ちにくい環境なのでマークされた模様。
2進化で草3つという重量級ではあるものの、一度動き始めると「ポケモンいれかえ」などが手札に無いと非常に厄介。
「マタドガス」の【ポイズンミスト】が絡むと更に厄介なものになるものの、実物版ポケモンカードではサザンアイランドシリーズの「ラフレシア」の「さいあくかふん」も極悪な状態異常性能を誇っていましたが、お互いマイナーカードな上に2進化なので日の目を浴びることはあまり無かったカードでした。
・「わるいライチュウ」★★
「ピカチュウ(Lv.13)」の「じゅうでん」加速があるために見た目よりも軽い動きができるポケモン。
ランダムとは言えど、「GR団のミュウツー」と並べば2ターン目でバトル場50+ベンチ全員40のダメージが出せる可能性を秘めているのは極悪。
「GR団のミュウツー」のランクが★★★なので、一緒に組めないように配慮がされている模様。
・「わるいピクシー」★★
「GR団のミュウツー」の防御上昇能力版の特殊能力【ダークヴェール】を持つカード。
無色タイプなのでどのデッキにも入れ易く、自身のワザも中々強力で、ベンチ全体攻撃系なのでこれまた「GR団のミュウツー」と組むと厄介。なので組めないように殿堂ランクが設定されている模様。
・「わるいゲンガー」★
GBオリジナルの方のわるいゲンガー。
毎ターン相手の場の全部のダメージカウンターを「きぜつしない範囲でランダムでうごかせる」という特殊な能力と、超二個で「コインを投げておもてなら相手の場のポケモンを1匹ランダムで山札に戻す」という楽しいワザを持っている。
どれもランダムなのでちょっと使いにくいけど面白いカード。
・「ファイヤーLv.40」★
こっそりランクインしちゃってるGBオリジナルのファイヤーさん。
「弱点無しのHP100のたねポケモン」というだけでも当然のランクインか…。しかしフリーザーはry
特殊能力は手札から場に出したときに1回だけ発動するタイプの能力で、「自分の山札から炎エネルギーカードをランダムで最大4枚手札にもってくる」というもの。
加速手段では無いものの、サポーター環境でのエネルギー調達は便利の一言に尽きます。
ワザの方は割といつも通りのファイヤーさんと言った感じで、炎3つでコインを投げておもてで70、うらで失敗という極端なもの。
ここまで見てもらえば分かるように今回はプロモーションカードのランク制限がありません!
なので、「くいしんぼカビゴン」「ルギア」「フリーザーLv.37」辺りが真っ先に強そうだな…と思ったので早速デッキを組んでみました!
…と、その前になにげに殿堂ランクと同じぐらい重要なサポーターについて↓
◎サポーターカードについて
以下のカードはサポーターとして扱い、1ターンに合計1枚までの使用となります。
マサキ
オーキド博士
マサキの転送装置
ポケモン交換おじさん
ポケモン育て屋さん
ロケット団のワナ
ロケット団のおねーさん
ミニスカート
にせオーキド博士の逆襲
というラインナップ。特に目新しい追加とかは無いのですが…
ポケモンカードGB2環境ではドローソース自体の種類が少ないので、
いつもの殿堂旧裏のノリでデッキを構築すると-------------------------

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは 手札を回そうと
思ったら いつのまにか負けていた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… ロックデッキだとか超速攻デッキだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…
…というぐらい止まります。冬場の山の溝の蓋の上を走るぐらいにガチで事故ります。
特に「マサキの転送装置」はかなり使いにくいので要注意です。
GB2は「ふしぎなアメ」が未実装な上に、「ポケモン育て屋さん」もサポーターなので、2進化デッキは軒並みスピードダウンします。
手札破壊系カードは「ピィ」が未実装なぶん刺さりやすくなってますが、撃つ方もかなり大変です。
と…なってくるとサポーターになってないカードに注目が集まる訳ですが、
個人的注目非サポーターカード(ドロー&サーチ系)はこちら↓
◎パソコン通信
殿堂ランクが★1個必要なものの、今回の環境では「オーキドはかせ」とセットで複数枚投入しないと事故る可能性が高いです。
あと地味な小技ですが、GB2では山札などを見てるときに「セレクトボタン」を押すと「カードが種類別にまとめられる」という機能が存在し、
これを使えばサイド落ちのカードを容易に予想することが出来るので、山札を見れる恩恵は大きいです。
◎ギャンブラー
コイントス「おもて」で手札が「8枚」、「うら」で「1枚」になるギャンブルカード。
コイントスが必要なものの、目押しスキルでカバーできるなら必須となるカード。
使用するには中々思い切りが必要ですが…逆転性が高く、貴重なドローソースです。
◎メンテナンス
GB2環境下での「クルミ」的存在。
「クルミ」と違って先に手札を2枚戻し、ドローできるのは「1枚」だけですが、
「オーキドはかせ」前のフォローには便利です。
…と言いつつ自分はこの1ドローで何故かよくオーキドがダブったりしますが(泣
○マスターボール
2進化デッキなどでは重宝するであろうカード。
サーチできるのが7枚までなので「ポケモン交換おじさん」ほどの確実性は無いものの、
非サポーターなので便利。
○月の石
「無色進化ポケモン」を引っ張って来れるサーチカード。
トレーナーカードの名前的に「ピクシー」とかを取らないといけない気がしますが、
別に「わるいオニドリル」とかを引いても問題ありません(笑
○ボスのやりかた
「わるい進化ポケモン」を引っ張って来れるサーチカード。
「月の石」同様デッキ構築次第で便利なサーチカードになります。
△たたきつけろ!挑戦状
CPU戦では相手は絶対に「挑戦をうけない」ので擬似マサキとしてデッキに4枚突っ込まれることが多いカード。
しかし、対戦では「挑戦をうけられる」可能性が有るので安易には使えません。
構築次第で2枚入るかどうかと言ったところでしょうか?
僕はまだGB2で対人戦をしたことが無いので、相手に使われたら是非とも挑戦を受けてみたいですね!(笑
ドロー&サーチ系カードの個人的注目カードはこんな感じです。
その他色々細かく解説し出すとかなり長くなるので…
お待たせしました!デッキレシピとか!!↓
★やりこみ殿堂ランクブレイカーズデッキ★(GB2オフ殿堂入り計算)
<ポケモン>
くいしんぼカビゴン×3
ルギア×3
フリーザー×4
ポケモンの数の合計10枚
(たねポケモンの数10枚)
<エネルギー>
水エネルギーカード×12
無色2個エネルギー×1(★★×1)
(エネルギーカードの数13)
<トレーナー>
パソコン通信×2(★×2)
オーキドはかせ×4(サポーター)
マサキ×4(サポーター)
メンテナンス×4
ギャンブラー×4
超エネルギー回収×2
夜の廃品回収×1
ポケモン回収×4
スーパーポケモン回収×2
ポケモンいれかえ×1
プラスパワー×4
リサイクル×4
まきちらせ!ベトベトガス×1
(トレーナーカードの数37枚)
デッキの解説とか。
デッキコンセプトは「圧倒的安定感」。
…とか書くと、このレギュレーションでプレイした事ない人から「ワザとかトレーナーにコイントスあるしw」とか言われそうですが、
殿堂ランクを「パソコン通信」に2つ使い、ポケモンの数も絞ってるので2進化や1進化デッキよりも圧倒的に事故率が少ないです。
更に特筆すべき点は「たねポケモンのHPが全員100」もあるので、まず1ターンキルされる事が有りません。
ちなみにデッキ名の由来ですが、「ルギア」を3枚用意するのに相当やり込まないと駄目なことから来てます。
「くいしんぼカビゴン」はブラックボックスに【カビゴンLv.20+カビゴンLv.35】を入れると手に入るので割と楽です。
「フリーザーLv.37」もクリア前なら何度でも「ファイナルカップ」に挑戦できるので入手が楽だったりします。
(ブラックボックスでの入手は【ニョロボンLv.40+キングラーLv.33+フリーザーLv.35】が必要で面倒ですが)
続いて動き方の解説ですが…
初手に「くいしんぼカビゴン」が手札に来た場合は、割と理想のパターン。弱点を突かれていない限りはエネルギーを貯めながらゴリ押しします。
相手が「どく」を持っていたり、弱点のタイプだったり効率の良い速攻ポケモンだったりしたら「ポケモン回収」を握っておいて頃合を見て回収します。
回収する前に何枚かベンチにエネルギーを貼れそうなら貼ります。
相手のHPが50の場合はなるべく「パソコン通信」などで2ターン目に無色2個エネルギーを引けるように頑張ります。
…が、そうそう上手くも行かないので普通に「たべる」しながら3ターン目に80を出せるように動くのが基本パターン。
「プラスパワー」が早い段階であるとHP30、HP60、HP90系の処理が楽になります。
格闘ポケモンには弱いですが、超ポケモンに対して壁にもなります。
初手に「ルギア」が来た場合は、相手が「どく」を持っていたり、弱点とか効率の良い速攻ポケモンだったりしたら「ポケモン回収」パターン。
弱点に関しては「くいしんぼカビゴン」との相性が抜群なのがすばらしい所。
初手でオーキドを握っている場合は、焦ってエネルギーをつけずにドローから「ポケモンいれかえ」もしくは「ポケモン回収」を引いてからの「くいしんぼカビゴン」
への速やかなシフトも視野に入れておく(運良く無色2個エネルギーが来てた場合はオーキドは使わなくても良いです)。
ベンチで育てる以外ではなるべく2ターン目に無色2個エネルギーを貼って無双したい所。
「プラスパワー」が有ればHP50もしくはHP70系に対して一気に強くなります。
超ポケモンには弱いですが、格闘ポケモンに対して壁にもなります。
初手に「フリーザー」が来た場合は「ポケモン回収」のドローを優先し、ベンチ育成もしくは「くいしんぼカビゴン」への交代を視野に入れて動きます。
基本的に「フリーザー」は【こおりつかせる】+「ポケモン回収」を連打して相手を止める、もしくは体を張って壁になって相手を止める存在なのでエネルギーは基本的に貼りません。
ただ、「ケーシィ」などのHP40以下のポケモンには「こおりのいき」が刺さることが有るので覚えておくと良い感じです。
(ランダム選択ワザなので「プラスパワー」との相性は悪いです)
弱点が無く、格闘ポケモンに対して壁にもなります。
こんな感じでシンプルにキャラスペックで圧倒していきます。
「バリヤードLv.28」の【なぞのかべ】は、「ころがる」(マーカー消費なし)で20ダメージを与えられる他、【こおりつかせる】でマヒにすれば一気に突破できるので問題ありません。
「フーディンLv.42」などの厄介なポケモンには「まきちらせベトベトガス」が刺さる他、
「たべる」を2回積んでからの突風などで対処します(「突風」を採用する場合は殿堂ランクカードを差し替えないと駄目ですが、「突風」採用レシピについては後述参照)。
「ゴース」や「コダック」などのロックデッキに先手を取られた場合はかなり厄介ですが、
メインアタッカーが超だった場合は相手側も「くいしんぼカビゴン」を突破するのが難しく、環境的に相手は非常に事故り易いデッキなのでゴリ押しすれば勝てる事が多いです。
ドローソース関連の話。
基本的に毎ターン「オーキドはかせ」+「メンテナンス」もしくは「パソコン通信」を使えるのが理想。
「メンテナンス」があるので温存しておきたいカード「超エネルギー回収」や「ポケモン回収」などは結構温存できます。
「ギャンブラー」は非常時のドロー手段ですが、手札にドローソースやエネルギーが無い場合は使います。
「オーキドはかせ」と被った場合はあまりもったいぶらずに捨てます。
「マサキ」は基本的に他にやることが無いときや、「リサイクル」とセットで使います。
これも「オーキドはかせ」と被った場合は状況を見つつもったいぶらずに捨てます。
「オーキドはかせ」はメインのドローソースで、「パソコン通信」でなるべく早めに引っ張っておきたいカード。
一度使ってしまえば後は「リサイクル」で戻せるので試合が安定します。
使用前に「メンテナンス」でフォローできるのが便利ですが、ドローする前に山札を切るので「リサイクル」を使った直後などは注意が必要です。
その他。
殿堂ランクをポケモン使用していないので割と環境に応じて殿堂ランクを割くことが出来る点も優秀だと思います。
(このデッキが流行ると思えばリムーブを積めるし、リムーブが流行ると思えば無色2個エネルギーを抜いて他に割けます)
シンプルなデッキ構造なので好みでパーツを変えても良いと思います。
(状態異常が流行ると思えば「なんでもなおし配合エネルギー」を入れるetc)
と、そんな感じで結構良い感じの文字数になって来ましたが…
「ルギア3枚なんて持ってる訳ねーよ!!」という人の為にアレンジ版のレシピも用意しました。
★ぶっこみ殿堂ランクブレイカーズデッキ★(GB2オフ殿堂入り計算)
<ポケモン>
ガルーラ(Lv.40)×2
くいしんぼカビゴン×3
フリーザー(Lv.37)×2
フリーザー(Lv.35)×2
ポケモンの数の合計9枚
(たねポケモンの数9枚)
<エネルギー>
水エネルギーカード×14
(エネルギーカードの数14枚)
<トレーナー>
パソコン通信×3(★×1)
突風×1(★×1)
オーキドはかせ×4(サポーター)
マサキ×4(サポーター)
メンテナンス×4
ギャンブラー×4
超エネルギー回収×2
夜の廃品回収×1
ポケモン回収×4
スーパーポケモン回収×3
ポケモンいれかえ×2
リサイクル×4
まきちらせ!ベトベトガス×1
(トレーナーカードの数37枚)
こっちはこっちで合理的な形に纏まってると思います。
「ルギア」が居ないぶん「無色2個エネルギー」を抜き、「フリーザーLv.37」で殴ることも視野に入れて「プラスパワー」を排除。
そして、できることなら「フリーザーLv.35」をベンチで育てられるのが理想。
そして「ルギア」の代わりに「ガルーラ」を入れてドロー強化。
初手で「ガルーラ」か「くいしんぼカビゴン」が来ると展開がより安定します。
ルギア無い分速攻性は無いものの、防御面ではこちらが上です。
殿堂ランクも「パソコン通信」を3枚、「突風」を1枚という風に割り振って居ますが、色々と選択の余地はあります。
枚数を増やした「スーパーポケモン回収」は、【こおりつかせる】の再利用の他に、初手で頑張った「ガルーラ」や「くいしんぼカビゴン」に使えると効果的です。
と、今回はこんな感じです。
GB2オフに参加は出来ないものの、僕の熱意が多少なりとも伝わっていれば嬉しいです(*・ω・)

次回は旧裏面オフの話題やカードGB考察の続きを書きたいなと思います!
それでは、またっ!!
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(`・ω・´)